おすすめの鼻吸い器と選ぶ際の3つのポイント
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赤ちゃんや小さな子供は風邪などでよく鼻水を流します。まだ鼻をかめない赤ちゃんや小さい子供の鼻水は、拭いても拭いても出てくるし、呼吸も苦しそうですよね。
鼻水を吸い取ってあげると呼吸が楽になり、早く元気になることもあります。そんなときに用意しておきたいのが、鼻水を吸い取ってくれる鼻吸い器。
鼻風邪をひいたときのために自宅にも鼻吸い器を用意した方がいいのでしょうか?
ここでは鼻吸い器の種類や選ぶポイントなどを含めて紹介します。

1、赤ちゃんの鼻吸い器は必要?

赤ちゃんは、大人と違って自分でうまく鼻をかむことができません。
そのため、鼻水が出てきたらぬぐってあげたり、悪化させる前に病院などで吸い取ってもらったりケアが必要になります。鼻水をそのままにしておくと中耳炎を引き起こす可能性があるので、放置は禁物です。

ただ、治るまで鼻水吸引のために何度も受診するのは手間がかかるし、たびたび受診することでかえって別の感染症をもらってこないかも気になります。

そんな時に家庭用の鼻吸い器を用意しておけば、自宅でも鼻水をこまめにとってあげることができるので便利です。

2、いつからいつまで使えるか?

ほとんどの鼻吸い器が、生後0ヶ月から使用可能です。小さな子どもが上手に鼻をかめるようになるのは、もちろん個人差はありますが、2歳〜3歳くらいとされています。
それでもまだひとりで上手に鼻をかめるわけではなく、ママやパパの手助けが必要な場合もあります。

子供がひとりできちんと鼻をかめるようになったら、鼻吸い器を卒業するタイミングと考えてもいいのではないでしょうか。

3、鼻吸い器の種類

鼻吸い器には、①「口で吸うタイプ」と②「スポイトタイプ」③「電動ハンディタイプ」と④「電動据え置きタイプ」の大きくわけて4種類があります。それぞれの特徴をみていきましょう。

①口で吸うタイプ

<メリット>
●構造がシンプルで扱いやすく、持ち運びも簡単
●口で吸引するので、力加減が調整しやすく、やさ
しく鼻水を取ることができる
●パーツが分解でき、使用後の洗浄がしやすい
価格もお手頃なので使いにくければ、他の製品に買い換えることもさほど苦ではありません

<デメリット>
●口で吸い込む仕組みなので、鼻水がママの口に入らないような構造になっているが、菌やウイルスが心配
●吸口を口にくわえるので、赤ちゃんをあやすことができません

②スポイトタイプ

<メリット>
●やさしい吸引力で手軽に使える
口に鼻水が入る心配がないため感染リスクが低い
●手軽に持ち運びが可能

<デメリット>
吸引力があまり強くない小型タイプが多く、粘っこくしつこい鼻づまりや鼻風邪には不足なことも
吸う力の調整がしづらい

③電動ハンディタイプ

<メリット>
手動のものと比べると、吸引力が強い
●手持ち運びもできる
●コンパクトでコードレスに使える

<デメリット>
●静音タイプもありますが、手動に比べるとやはり音がするためいやがる赤ちゃんも

④電動据え置きタイプ

<メリット>
手動のものと比べると、吸引力が強い
吸引力の細かい調整が可能
●粘度の高い鼻水でもしっかり吸え短時間ですっきり

<デメリット>
●電源が必要なこと
●持ち運びには不向き
●静音タイプもありますが、手動に比べるとやはりモーター音がするためやがる赤ちゃんも
●価格が高め

4、鼻吸い器を選ぶ際の3つのポイント

ポイント①吸引力

吸引力が強いと短時間で吸引を済ませることができます。
一般的に、手動より電動タイプの方が吸引力が強いです。手動タイプはママ・パパの吸う力がそのまま反映されるので、強さを調整しながら使うことができます。

ポイント②サイズ

よく鼻がでる赤ちゃんには外出先にも鼻吸い器を持っていけると安心ですよね。
電動ハンディタイプやと手動タイプはコンパクトサイズのものが多いので、持ち運びができます。
逆に、ベッドサイドなどに置いてしっかり使いたいという場合は、据え置きタイプもよいです。

ポイント③お手入れのしやすさ

鼻吸い器は赤ちゃんの鼻に直接入れるものなので、常に清潔にしておきたいものです。
シンプルな構造のものや、各パーツが細かく分解できるものを選ぶと、隅々まできれいに洗えて衛生的です。

5、種類別おすすめの鼻吸い器

口で吸うタイプのおすすめ

◎ 丹平製薬『ママ鼻水とって』

耳鼻科の先生が考案し、長年ママに愛用されています。
ママのお口で吸引力を調節しながら、奥の鼻水まで確実に取ることができるのが特徴です。


スポイトタイプのおすすめ

◎ ピジョン『ドクター鼻吸い器』

赤ちゃんの鼻の粘膜を傷つけないように、ノズル部分はシリコーンゴムを使用している。
保管や外出時に便利なフード付き。ゴムポンプ以外は煮沸・電子レンジ・薬液での消毒が可能。


電動ハンディタイプのおすすめ

◎ シースター『電動鼻水吸引器ベビースマイル』

コードレスで本体が軽いため、片手でも扱いやすい。
電動なので安定した吸引力があり、鼻水を短時間でカンタンに吸引できます。


電動据え置きタイプ

◎ シースター『メルシーポット』

パワフルな鼻水吸引をご家庭で。奥のしつこい鼻水も、すっきり気持ちよく吸引できます。
スイッチを入れて、ノズルを赤ちゃんのお鼻に入れるだけ。誰でもかんたんに、鼻水を吸引できます。
部品が少なく、すべて取り外して丸洗いできるので衛生的です。


◎ ピジョン『電動鼻吸い器』

収納バッグ・専用の洗浄ブラシ・新生児から大人まで対応できる2種類のノズルが付属しており、長く使い続けられる工夫が感じられます。
吸引した鼻水がチューブに入らないような設計になっており、お手入れしやすいです。


6、まとめ

赤ちゃんや小さな子どもが風邪を引いたり、具合が悪くなることは、本当にたくさんあります。
鼻吸い器があれば鼻水で息をするのが苦しそうな症状を少し和らげたりすっきりさせることができます。
気づいた時にすぐ手軽に使えて、しかも吸い取り効果の高い鼻吸い器は、赤ちゃんが鼻をかめるようになるまでは、あると安心な育児グッズです。
ただし、家庭用鼻吸い器はあくまでもホームケアを助けてくれるものと考え、症状が良くならないときや悪化した場合は、すぐに受診するようにしましょう。

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