哺乳瓶は何本用意する?哺乳瓶&乳首(ニップル)の種類・サイズと選ぶ2つのポイント

哺乳瓶は育児に欠かせないアイテムのひとつです。さまざまなメーカーからたくさんの種類のものが販売されており、どれを買えばいいのか悩むママも多いのではないでしょうか。

ここでは哺乳瓶と乳首(ニップル)の種類と選び方、おすすめの哺乳瓶、何本用意しておけば安心かをご紹介します。

目次

1、哺乳瓶の素材の種類
2、哺乳瓶のサイズ
3、乳首(ニップル)の種類
4、哺乳瓶は何本用意すればいい?
5、哺乳瓶の選ぶ際の2つのポイント
6、メーカー別おすすめの哺乳瓶
7、まとめ

1、哺乳瓶の素材の種類

哺乳瓶の素材はの種類は主に①「耐熱ガラス製」と②「プラスチック製」と③「トライタン製」の3種類があります。ここでは、それぞれの特徴をみてみましょう。

①耐熱ガラス製

<メリット>
ガラス製の哺乳瓶は傷につよくて、汚れやニオイが付着しづらく衛生的
熱伝導がいいので、ミルクを冷ます時間が短い

<デメリット>
●プラスチックに比べ重くて持ち運びに不便
●割れる心配がある

②プラスチック製

<メリット>
軽いので、持ち運びに便利
●割れにくい

<デメリット>
傷つきやすくニオイがつきやすい
●傷がつくと汚れが取れにくい

③トライタン製

<メリット>
●プラスチックと耐熱ガラスのメリットを併せ持った素材
●軽くて割れにくい

<デメリット> 
●電子レンジ消毒ができない

新生児には傷がつきにくく衛生的なガラス製を、お出かけが増えたら丈夫なプラスチック製またはトライタン製が便利です。

2、哺乳瓶のサイズ

哺乳瓶には大きめと小さめがあります。各メーカー、80㎖から240㎖の間で2サイズが展開されていることが多いです。月齢が上がり、たくさん飲むようになると大きいサイズが必要に。1回の購入ですませたい場合は、大きいサイズを準備して大丈夫ですが、低月齢のうちは小さいほうが軽くて使いやすいです。

調乳しやすい広口タイプ、持ち運びに便利なスリムタイプといったボトルの太さにも違いがあります。

小さいサイズ
<メリット> 
●コンパクトで少量のミルクを作りやすく与えやすい
<デメリット>
●飲む量が増えると買い替えが必要

大きいサイズ
<メリット>
●飲む量が増えても長く使える
<デメリット>
●内側の底を洗うのにやや手間がかかる

3、乳首(ニップル)の種類

哺乳瓶の乳首の種類は大きく①「丸穴」、②「スリーカット」、③「クロスカット」の3種類があります。

①丸穴タイプ

吸わなくても、哺乳瓶を傾けるとミルクが出ます。しかし、出る量はおさえられていてコントロールされています。まだまだ吸う力の弱い新生児の赤ちゃん向けの乳首です。

②スリーカット

Y字の形をしたスリーカットは生後2~3か月の赤ちゃんにおすすめの乳首です。クロスカット同様に吸う力によってミルクの量が変わってきますが、自分で量をコントロールしやすく、むせにくいのも特徴です。

③クロスカット

X字の形をしたクロスカットは赤ちゃんの吸う力によって、ミルクの出る量が変わってきます。しっかり自分の力で吸う事ができる赤ちゃん、飲む量が多い赤ちゃんにおすすめの乳首です。

4、哺乳瓶は何本用意すればいい?

<完全ミルク育児の場合>
完全ミルクの場合は哺乳瓶を多めに2本以上用意しておくと安心です。

授乳頻度が多い時期は、ミルクをあげたりおむつの交換やお着替えをしたり、やることが沢山で大忙しですしまた、夜間に寝かしつけてすぐに哺乳瓶を洗って消毒することが難しいので赤ちゃんにあわせて何本か多めに用意しておき、朝まとめて洗うママも多いです。

育児中は家事に加えてやることがいっぱいありますから、少しでも負担を減らしたいですね。

<完全母乳育児の場合>
完全母乳育児の場合でも、ちょっとした外出の時用や自分が風邪をひいてしまったときなど、急に哺乳瓶が必要になる時用に1本は用意しておくと安心です。

哺乳瓶に慣れておけば、誰かに預けるときや母乳をあげられないときにも困りません。

日頃から使うわけではありませんから、大きめのサイズのものが1本あれば充分だと思います。

<混合育児の場合>
授乳が母乳メインなのかミルクメインなのかによっても必要な本数が違ってきます

母乳をメインに育てる場合は1本でも足りますが、ミルクをメインとする場合は2~3本あると安心です。

5、哺乳瓶の選ぶ際の2つのポイント

ポイント①月齢に合わせた哺乳瓶の選ぶ

哺乳瓶は、赤ちゃんの月齢やミルクを飲む量に合わせて選ぶといいでしょう。新生児の場合は、一度に飲むミルクの量が80~120ml程度ですから、120~150mlの哺乳瓶があれば大丈夫です。
生後2ヵ月を過ぎたら200ml~240mlのものを選びましょう。

また、生まれたばかりの時期はほとんど外出しないからガラス製出かける機会が増えてきたらプラスチック製やトライタン製の哺乳瓶を買い足すなど、時と場合に応じて選びましょう。

ポイント②用途に合わせて選ぶ

用途に合わせて複数の哺乳瓶を持っていると便利です。哺乳瓶には、一般的な口が広い「広口タイプ」と、細長い形状の「スリムタイプ」があります

哺乳瓶を家で使うのであれば、洗いやすく粉ミルクも入れやすいので広口タイプの哺乳瓶がおすすめです。
お出かけのときにはスリムタイプの哺乳瓶がおすすめです。育児中のお出かけは、オムツやおしりふき、着替えセット、粉ミルク用のお湯を入れた水筒など、持ち物がたくさんあって大変です。そんなときにスリムタイプの哺乳瓶であれば、カバンにも入れやすく場所をとらないため、とても便利です。

6、メーカー別おすすめの哺乳瓶

ピジョン 『母乳実感 哺乳瓶』

一番最初に買う哺乳瓶としてオススメの商品です。
乳首は赤ちゃんの月齢や成長に合わせた全5サイズと豊富でずっと使えます。
耐熱ガラス製とプラスチック製があるほか、かわいいデザインがたくさんあります。

<耐熱ガラス製タイプ>
●2サイズ(160ml・240ml)
●哺乳びんタイプ:広口タイプ
●消毒方法:煮沸○、加熱○、消毒液○



<プラスチック製タイプ>
●2サイズ(160ml・240ml)
●哺乳びんタイプ:広口タイプ
●消毒方法:煮沸○、加熱○、消毒液○



ピジョン『スリムタイプ哺乳びん』

スリムだから持ちやすく、赤ちゃんも飲みやすく、外出時もかさばらない!
安全性・耐久性・使いやすさに優れた哺乳瓶です。
乳首も赤ちゃんの月齢や成長に合わせた全5サイズと豊富でずっと使えます。

<耐熱ガラス製>
●3サイズ(120ml・200ml・240ml)
●哺乳びんタイプ:スリムタイプ
消毒方法:煮沸○、加熱○、消毒液○




<プラスチック製>
●2サイズ(200ml・240ml)
●哺乳びんタイプ:スリムタイプ
●消毒方法:煮沸○、加熱○、消毒液○



コンビ 『テテオ 授乳のお手本 哺乳びん』

ママのおっぱいをお手本に、複数の乳孔からミルクが出る設計です。
赤ちゃんの飲む量や哺乳力に合わせて、出る量を調整できる4段階流量調節機能があります。
乳首のサイズは3サイズあります。

<耐熱ガラス製>
●2サイズ(160ml・240ml)
●哺乳びんタイプ:広口タイプ
●消毒方法:煮沸○、加熱○、消毒液○



<プラスチック製>
●2サイズ(160ml・240ml)
●哺乳びんタイプ:広口タイプ
●消毒方法:煮沸○、加熱○、消毒液○



雪印ビーンスターク『ビーンスターク哺乳びん 赤ちゃん思い広口 トライタンボトル』

プラスチックと耐熱ガラスのメリットを併せ持った素材のトライタン製の哺乳瓶です。
軽量で壊れにくいのでお出かけ用の哺乳瓶としてもオススメです。
底部分も丸ではなく四角いデザインになっているので、転がりにくく安心です。
電子レンジ消毒ができないので注意が必要です。

●2サイズ(150ml・240ml)
●哺乳びんタイプ:広口タイプ
●消毒方法:煮沸○、加熱×、消毒液○



7、まとめ

哺乳瓶を何本用意するかについては、完ミや完母、混合など授乳の状況によってもさまざまです。。子どもの成長や状況に合わせて買い足すようにしてもいいと思います。

哺乳瓶は多種多様なものが販売されており、ぱっと見ただけでは違いがわかりにくいですが、今回ご紹介した内容を参考に使うシーンや頻度、赤ちゃんの月齢や飲む量を考えながら選んでみてくださいね。

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